日光や風雨にさらされている外壁は、時間とともに傷みが蓄積します。
ひび割れたり、隙間ができてしまった外壁材同士の間に目地充填剤であるコーキング(シーリング)材を注入することで、耐候性を上げてお家を長持ちさせるのがコーキング(シーリング)工事です。
コーキング(シーリング)は、外壁パネルの隙間を埋めるために使われています。
外壁材は非常に硬く、隙間なく設置すると気温変化などで膨張した際に破損してしまいます。そこで、外壁材同士に一定の隙間を作り、弾性に富んだコーキング材を注入することで破損を防ぐことができます。
ひび割れてしまった部分をコーキング材で埋めることで、家屋への雨水の侵入を防ぐ修繕の役割もあります。
コーキング(シーリング)は、外壁だけでなく、窓やサッシの枠部分、キッチンやお風呂場などの水回りでも重宝します。
コーキング材で設備との間をスキマなく埋めることで、水の侵入による劣化や故障を防ぎます。
また、水に触れる部分のコーキング材には、カビ防止剤を入れることでコーキング部分が美しく長持ちします。
施工業者の間では「コーキング」「シーリング」という2種類の呼び方がありますが、基本的には同じ意味で使われています。
コーキング(caulking)は「詰める、ふさぐ」という意味で、シーリング(sealing)は「封印する、密閉する」であり、どちらも目地やひび割れの隙間に材料を注入する工程を指します。
コーキング(シーリング)工事には2種類あり、施工する長さ(メートル)によっても費用は異なります。
外壁の古いコーキング材の上から新しいコーキング材を重ねて注入する「打ち増し」は約700~900円/m、古いコーキング材を取り除いてから新しいコーキング材を注入する「打ち替え」は約900~1,200円/mと言われています。
コーキング(シーリング)の寿命は約5〜10年です。コーキング材は、気温変化などで常に膨張と縮小を繰り返しているので、時間とともに劣化します。
見た目にひび割れや剥離、肉やせによる隙間などで寿命を判別することができます。
放置すると、劣化部分から雨水や湿気が侵入し、外壁そのものの劣化を早めることにもなります。
保証年数:最長10年、半年点検
保証年数:最長10年
保証年数:最長5年